子供扱いしないで!大人の女性として見てもらえない悲しさ

「びっくりした、年齢よりもお若いですね」。
お世辞であれ本音であれ、年齢よりも若い外見の人に対して使われる台詞を聞くと私は付き合っていた店長と出会った時を思い出します。

店長と出会ったのはもちろん、バイト先です。
元々知っている店で、しかも店長はイケメンだったので耳にしていました。
私もそこそこ利用していましたが、ちゃんと店長と声を交わしたのは面接の時です。

今思い出しても居心地の悪さが思い出されます。
その時の私は私服、しかも良く言えばカジュアル、悪く言えばラフな格好だったからです。
私はあんまりファッションの事は気にしない女でしたが、制服をばっちり着こなしているイケメンの前にしたとたん、急に恥ずかしくなりました。

そんな私に店長はニコニコ笑いかけながら「緊張しなくていいよ」と言ってくれた時の内心はもう複雑でした。
嬉しいような、ますます恥ずかしくなったような気持ちに顔が火照るのを自覚しつつ、「よろしくお願いします」と頭を下げたものです。
それを見た店長は「うん、若いのに立派だね」と言ってくれましたが、そのあたりで「あれ」と思いました。

何というか、自分の年齢にふさわしくない声の調子だったんです。
「よしよし」と子供扱いされているような気分に急に頭が冷静になりました。
そのタイミングで店長は私の履歴書に目を通して一言。
「え、嘘、高校生1年生だと思った!?」。

ガーン。
まさにその擬音語が頭に響き、店長の言葉が心に刺さりました。
そりゃ大人の女性にふさわしくないファッションをしていますとも。
でもまさか高校1年生に間違えられるとは思いませんでした。

あまりにも若く受け止められると人間、ショックを受けます。
本当です。

店長はあわてて「ごめん」と謝ってくれましたが、ショックのせいで頭に入ってきませんでした。
その後気を取り直して面接が始まりましたが、面接の緊張は消え失せたうえに面接の受け答えはまとまりません。
私は「終わったな」と諦めて帰り道を歩いていきました。

しかしまさかバイトの面接が合格し、しかもその店長と付き合う事になったのだから人生って分かりません。
あの人と付き合って私は恋愛を体感し、それを一端とはいえ学ぶことが出来たのは良かったと考えています。
でも出会った時の出来事を事あるごとに他人に暴露する思い出も付きまとうので大変です。

確かに私も悪いですが、子供扱いしないでほしかったです。
おのれ店長、覚えてなさい。