事務所に鍵をかけて…仕事中とは違う彼の甘い顔

人生のピークなんじゃないか

わたしは、今、人生のピークなんじゃないかという時期をむかえています。
もともとけっこうモテる方の人生でしたが、今は、そんな次元を超えた、恋愛小説かドラマのような毎日です。
大学の生活になれた頃にはじめたバイトの店長が、わたしのことを好きになって、あり得ないほど積極的で、言葉巧みで、魅力的で、ズルいんです。
わたしは、子どもの頃からそれなりにはチヤホヤされたと思いますが、店長のそれは度をこえていて、現実なのかなこれと思うようなことばかり言ったりされたりします。
お客さまの前では、とても紳士的で、真面目な、仕事の出来るひとで、よくお客さまからも誉められているのに、一度密室でわたしと二人きりになると、豹変するんです。
まだ営業中で、お客さまがいるのに、事務所ですれ違うとき耳元で「あとでキスしよう」と言われたり、スゴいときはこめかみの辺りに軽くキスされます。
営業が終わってから、わたしが「もう一度なんてことするですか!恥ずかしいじゃないですか」とか言うと、笑って「うん、顔に出やすいもんね、赤かったよ」とか言うし。
こんなこと、現実にするひとがいるなんて、いまだに信じられません。
後かたづけをしているときには、他のアルバイトスタッフを返してしまい、怪しまれそうと、わたしはヒヤヒヤしているのに、余裕で後ろから抱き締めてきたりします。
なにも言わずにしばらくそうしていると、うっとりしてしまって、店長から「仕事しなくていいの?」と、耳元で言われて、またしても赤面します。

キス

事務所に鍵をかけてキスするときは、わざと鍵をわたしに渡して「はい、鍵閉めて」と言います。
抗えばいいのに、ルックスも好みのステキな彼にキスされることを望んでしまう、わたしはこんな子じゃないのに、と思いながら、鍵をかけると、他の男性からはされたことのない、スゴいキスをされます。
もうずっとそうしていて欲しい……と、うっとりしていると、苦笑いして口をはなして「俺とキスするの、ほんと好きだよね。
俺も好きだけど」なんて言います。
もうちょっとバイトしに来ているんだかなんだか、はっきり言って、わかりません。
大学で講義を受けているときにも、前の日のことが何度も何度もフラッシュバックして、ドキドキが止まりません。
好みの終える頃に、彼から計ったようにメールが来て「シフト無いけど、キスしたいし来なよ」なんて書いてあるし、今、ドラマのヒロインみたいな気分です。