仕事中は店長とバイト。オフは彼氏と彼女という関係

まったくの別人

彼は職場ではしっかり者の鑑のようなひとです。
スタッフの誰からも、男女関係なく尊敬されているし、彼より一回りは年上の、取引先のおじさまたちからも、信頼されて、誉められているのですが、そんな店長の彼が、仕事が休みの日に、部下のわたしといるときは、まったくの別人になります。
部下のはずのわたしと、イチャイチャしているときは、甘えん坊の大きな男の子みたいになります。
赤ちゃん言葉になったりはしませんが、ソファーでキスしているときに宅配物が届いたりして、チャイムが鳴っても、離してくれなかったり、むりやりキスを続けようとしたりします。
本来は、わたしの上司の店長なので、たまに不思議な気分になります。
翌日職場で会ったら、ちゃんとした立派な大人の男性ですし、仕事ぶりはテキパキと素晴らしい。
他者への接し方も見事にジェントルマンです。

同一人物とは思えない

昨日の晩もあんなにわたしに甘えたひとと、同一人物とは思えないくらいです。
つまり、彼は、仕事場での自分のキャラクターと、プライベートな場での自分のキャラクターとを、きちんと使い分けているということだと思いますが、わたしからするとギャップありすぎでかわいいし、他のスタッフの人たちや、取引先のおじさまたち、お客さまもみんな、プライベートでのあの姿を想像できないだろうなと思うと、自然と、優越感に浸ってしまいます。
ふたりで休みの日にイチャイチャしているときは、オフレコということで、お客さまや、取引先のおじさまたちの悪口をわたしに聞いてもらいたがります。
店では、彼はそんな不満なんか一切持っていないひとみたいに思われているのに、わたしの前でだけは、心をゆるしてグチるとき、口を尖らせていう姿がカワイイです。
大学生の女の子に、大人の男性がよくそんなに心をゆるしてしまえるなと思うんですが、彼に言わせると、わたしは「若い女の子のわりに、とても頭がよくスマート」なんだそうです。
彼が、わたしの歯並びを、ぜんぶ舌でなぞっているからよく知っていることを、職場にいる誰も知らないというのは、なんとも気分の良いことです。
男のくせに実は冷え性で、わたしにおなかをさすってもらって「あったかい」と猫みたいにしているなんて、この先も、職場の人たちは知ることはないと思います。
カッコいい店長が彼氏って生活は、かなりぜいたくだと思います。
もしかしたら、彼の方も、同じようなことを考えているのかもしれないですけど。